“アシュクルク”という、素敵なワインバーがあります。
今出川通りから民家の間を南へ50メートル、闇を照らす灯りに誘われて、
引き込まれるように入ったお店は
、
オレンジ色のあたたかい光に包まれた、不思議空間でした。
なんと店主は、京大文学部卒という高学歴な女子です。
仲良くなった今では、いつも私の“笑いのツボ”に入ってくる不思議な人です。
そんな不思議ちゃんこと ゆりかさんと、この夏の初めに、
下鴨神社の「足つけ神事」へ夕涼みに出かけました。
ゆりかさんは、大人になってからは初めて着たという浴衣もしっくりと馴染んで、
私たちは、日本の夏の夜を満喫していました。
という、素敵な夏の思い出が
一転して、悲しい夏の思い出へと変わったのです。
夕食に入ったお店で、ゆりかさんの携帯電話紛失という事態が発覚・・・
不安な一夜を過ごしたであろうゆりかさんは、
あくる日、警察その他へ紛失届けを出し
夕涼みで歩いた道のりを捜し回りました。
その後も、「楽しい思い出」を「悲しい思い出」にしてはなるものか!と
私も一緒に2日がかりの大捜索・・・
しかし、携帯電話は見つからず、すでに一週間以上経ち・・・
ドシャ降りの日もあり、水没しているという不吉な可能性も大で・・・
あとは、奇跡を信じるしかありませんでした。
ゆりかさんは、いよいよあきらめ、
新しい携帯電話を購入することを決めた朝
封書で「警察へ届いております」という知らせがあったそうです。
しかし手にした携帯電話は、水没マークが・・・
しかし、しかし、ゆりかさんは、瀕死の携帯電話を“天日干し”し
見事に生き返らせたのです。
“携帯電話水没からの復旧”の情報をくださった方のブログです。
"http://blogs.yahoo.co.jp/ja24314/MYBLOG/comment.html?p
ゆりかさんが、「何かお礼をしたい」と申し出たところ、その方は
「あきらめている人の役に立ちたいだけ・・。」と 深イイ一言を下さったそうです
こうして 楽しい思い出 ⇒ 悲しい思い出 ⇒奇跡の思い出 となった
心あたたまる不思議な夏の出来事でした。
今夜も私は、“アシュクルク”のおいしいワインと ゆりかさんに会いに行きます
アシュクルク自慢の煮込み料理
私の大好物 鶏レバーのペースト
世界地図があるのは、世界のワインを置いているから・・
インド、ルーマニア ブルガリア などの、ワインが飲めるのは日本でもめずらしいそうです
不思議ちゃんこと、ゆりかさんと過ごす時間は、私の“楽しい癒し”です・・・
私にも、素敵な奇跡が起こるかも・・・・・
“アシュクルク” (アラビア語) の意味は、
『私はあなたに感謝します』 です。
ラパン日記:: | 03:24 PM | comments (x) | trackback (x)