ラパン日記

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梅雨が明け、これから来る盛夏を迎えようと、
下鴨神社の「みたらし祭り」へ行きました。

平安時代、季節の変わり目に貴族は、禊はらいをして、罪、穢れをはらっていたそうです。
それが庶民に伝わり、現在は、下鴨神社の夏の風物詩となっています。

糺の森を抜けると、暗闇の中に、提灯の灯りが美しく浮かび上がっています。





千灯もの提灯は、とても幻想的で美しい限りです。



いよいよ境内のみたらし池に入っていきます。





浴衣のすそを濡れないように持ち、種火のある小さな祠でろうそくに灯をともし
火を消さないように水の中を進みます。



湧水は、とても冷たく、時折吹く夜風にろうそくの火が消えそうになり、
なかなかのスリルを味わいながら、しばし暑さを忘れる、風情のある神事です。



御手洗社前の祭壇にロウソクを献灯し、無病息災を祈りました。

ここに祀られている 瀬織津比売命 (せおりつひめおみこと) は
罪、穢れを祓ってくれる神様なのだそうです。
また、安産にも御利益があります。


池から上がると、ご神水もいただけます。冷たくておいしい!
身も心も清められるようです。




そしてお札も可愛い足型をしています。



奉納は水の中へ





また下鴨神社は、みたらし団子の発祥の地でもあるのです。

ご神体の井戸から出る泡を型取って作ったと云われています。
串に5個ついているのは、人間の五体をあらわしているのだそうです。

私のお気に入りのみたらし団子は、出町柳の鴨川沿いにある
  「古都香」



いつ食べてもほっこりするおいしさは、古都香さんのこだわりの賜物です。



涼しげな水出し煎茶と一緒にいただきます。

これで今年の夏も元気に乗り切れそうです・・・・・うさぎチョキ




ラパン日記 | 10:40 AM | comments (x) | trackback (x)
ご予約は旦那様からでした。
施術当日には、旦那様は奥様より一足先にお支払いに“ローズ・ラパン”に来て下さいました。
ジャージー姿がよく似合う旦那様は、爽やかで礼儀正しく、
どこかの学校の体育教師のようでした。
奥様がお誕生日のこと、6ヶ月前にご出産されたこともお聞きしました。

お約束の時間に、奥様が驚きの表情でおみえになりました。
「たった今、主人から聞いたんです!」
食事に行くからと、車で家を出られて着いたのは、“ローズ・ラパン”の前。
そして旦那様はいきなり
「予約しておいたから行っておいで」と送り出して下さったのだそうです。
あまりのサプライズに奥様は、未だに何が起こったのか信じられないような表情で・・
そして、目には美しい涙が溢れて・・・ダイヤ
旦那様の車は、長男のえいた君を乗せて走り去っていきました車ダッシュ
この感動のシーンに、私までうるうる・・・

“ローズ・ラパン”の夜の時間は大人気、数週間先までご予約が入っている状態なのですが、
旦那様はかなり前もってのご予約で、完璧な星バースディサプライズ星はお見事ですオッケー

奥様のあきさんとは、ご結婚3年目、大学時代からの8年のお付き合いだそうですlove
体育の先生の雰囲気を漂わせていた旦那様は、なんと中学の英語の先生でした。
そして、あきさんも同じく英語の先生で、今は産休でいらっしゃいます。



アロマサロンは初めて、というあきさんです。



“ローズ・ラパン”を気に入っていただけたご様子です。



3~7種類の精油をブレンドして、トリートメントオイルを作りますが、
木の香りが好きなあきさんには、“ひのき”と“日本産の檸檬”を使いました。
シンプルですが、クールビューティーなあきさんに似合う、
洗練された素敵な香りになりました。

お家もむくの木を使って建てられたそうです家
旦那様は、やさしい中にもぶれない心を持った、とても子煩悩な人だそうです。
毎日えいた君とお風呂に入り、楽しそうな歌声が聞こえてくるのだそうです音符



えいたくんは、とっても可愛くハート
幸せな家庭が目に浮かぶようです。



“ローズ・ラパン”の癒しの空間で、森の香りと旦那様のやさしい気持ちを
感じながら、すっかりリラックスされたあきさんでした。

とびっきりの笑顔で帰って行かれたあきさんに、
幸せのおすそ分けをいただいたようで、私もとびっきりの笑顔になっていましたうさぎ

あきさん、やさしい旦那様、素敵な感動をありがとうございました四葉
いつまでもお幸せにlove





ラパン日記 | 12:17 PM | comments (x) | trackback (x)
藤棚の下でお茶をする という一年越しの約束が実現しました。



昨年は誘っていただいていたのに
気づいた時には、咲き終わっていたので
今年こそはと楽しみにしていました





一斉にしずくのように垂れ下がる藤は、日本古来の意匠の文様や
日本画によく描かれるだけあって、人の心を奪う、本当に美しい花です。
初夏という新しい季節のはじまりに このうす紫の目に新鮮な色も
まさしく“藤色”と云われる、心を打つ美しい日本の“彩”です。



短大で染織を学び、帯のデザインの仕事を十数年していた私は
この藤の花を何回もモチーフにしたものです。

あれから何年も経ち、こんなに
心豊かに“藤の花”を愛でる機会が訪れるとは、
尚子さんと出会ったから・・・本当に嬉しいことです。


藤の花に埋もれて自撮してみました音符



いつも、おしゃれなテーブルセッティングで
あたたかく迎えて下さる尚子さんです。
バナナケーキは、もちろん尚子さんの手作りプリン

急に伺ったにもかかわらず、
「昨日焼いて一日ねかしていたからお味見もしてないのよ」
と さらりとおっしゃるのですが、
いつ来ても食べ頃の手作りスィーツがあるなんて、すごいなぁーケーキ
つい先日も突然伺ったのに、手作りチーズケーキが出てきましたよ
なんて素敵な主婦ライフでしょう星


いつお会いしても旦那様と仲が良くて・・このやさしい空気
うらやましい限りですlove



穏やかで平和な時間が流れ、あっという間にお昼ごはん時に・・
お茶だけのつもりが、「ランチも一緒に」と誘って頂き、
美味しい話を断ることを知らない私は
あつかましく、ご一緒させていただくことになりました。

きれいなキッチンで、尚子さんは手際よく、あっという間に作りあげました

“しらすとたらこのスパゲッティ”の出来上がりですオッケー
トッピングは、カイワレ大根と大葉
味付けは、オリーブオイルとバターとお醤油
美味しすぎる・・!!
すべての食材が程よく調和した、ヘルシーでやさしい味
尚子さんのお料理のセンスは抜群です星
いつ来て何を食べてもおいしいんだから!

こんな素敵な暮らしは、私の憧れですハート

今日もお腹も心も大満足で
元気をいっぱいもらって帰ってきました・・・うさぎチョキ





ラパン日記 | 09:28 PM | comments (x) | trackback (x)
今年の4月、小学校・中学校と一緒だった同級生が、ガンで亡くなりました。
S君は、小学校の時から背が高く、中学校ではバレー部のエースアタッカー、
そしてクラシックギターがとても上手く、少し大人びた素敵な少年でした。
放課後、教室で一人「禁じられた遊び」を弾いていたS君を偶然みつけ、
あまりの美しいギターの音色に感動したものでした。

中学を卒業してからは、何十年と会っていなかったのですが、
6年前、小学校の卒業後初めての同窓会で会うことが出来ました。
S君は、ソムリエになっていました。
昔も今も素敵な人だと、感心・・・
その後、プチ同窓会が色々とあったのですが、
私は時間がとれずあまり参加できずにいました。
ところが4年前の夏に、S君とは超幼なじみというルリ子さんが、
「S君がソムリエをしているホテルに行かない?ハーブガーデンがあって、
きっと直ちゃんも気に入ると思うよ!」と誘ってくれました。

滋賀県の高級リゾートホテルです。
レストランでS君のワインでおもてなしを受け、
スパでアロマトリートメントを受けるという計画でした。
着物好きのルリ子さんと私は、真夏にもかかわらず着物を着て
京都から出かけていきました。

出迎えてくれたS君は、「お茶会でもあったの?」と不思議そう・・・
「着物を着て、君に会いに来たんだよ!」と笑う二人に、
S君はやさしいほほえみを返してくれました。



S君が写してくれた写真です

その頃は、“ロース・ラパン”の開業に向け多忙な日々を送っていた私でしたが、
この“夏の日”は、輝くような楽しい日でした。
そして、この日がS君と会った最後の日となりました。

2年ほど前に、S君がガンで仕事も休んでいると聞きました。
私は 彼は必ずよくなって元気に復活してくれると信じていました。
そして今年の4月、S君の親友のK君から、
「彼に会ってきた、もう帰ってこれないという病棟だった・・」と聞き、
それから1週間後に訃報が届きました。

この7月に「忍ぶ会」があり、同級生が集まりました。
S君は、本当にみんなから愛されていたんだと思わせるような、
沢山の友達が集まり、一人々順番に彼の思い出を語りました。
最後に、S君と中学の3年間付き合っていた女子バレー部の
のり子さんが、彼との思い出を語ってくれました。
それを聞いていると、S君が素敵な青春の時を過ごしたんだということが、
伝わってきて、心が和みました。
彼は、良い人生を歩んだのだと・・・

その数日後、驚きの出来事が・・・
「忍ぶ会」で、最後にみんなで写した集合写真が、送られてきました。
その写真に、S君が写っていたのです!!!
親友のK君の横に、
人影のような美しいブルーの光が並ぶように写っているのです。

きっと、S君はみんなに
『僕の事いっぱい思い出してくれて、ありがとう』 と
伝えにきたのではないかと思います。

私の心には、あの“夏の日”の
颯爽とホテルを歩く彼の姿が、
そして、凛々しいソムリエ姿の彼が生き続けます。


ラパン日記 | 02:01 PM | comments (x) | trackback (x)
踊るスワニルダさんです音符






“スワニルダ”とは、有名なバレエ作品「コッペリア」の主人公の名前です。

~・~コッペリアのあらすじ~・~  
スワニルダは、明るく無邪気な、村で人気者の少女。
青年フランツと婚約しているが、近頃フランツは可愛らしい女の子コッペリアが気になる様子。
不安になるスワニルダは、フランツと喧嘩をしてしまう。
コッペリアは、実は人形作り職人コッペリウス博士が作った人間そっくりの人形だった。
ある日、スワニルダは博士が落とした鍵を拾い、
友人たちとコッペリアに会いに博士の家に忍び込み、コッペリアが人形であることを知る。
帰ってきたコッペリウス博士が若者たちを追い払うが、
逃げ遅れたスワニルダはカーテンの奥に身を隠す。
そこへフランツも、コッペリアにひと目会おうと窓から忍び込んでくる。
コッペリウス博士はカンカンに怒るが、
フランツの魂を抜き取り人形コッペリアに命を吹き込むことを思いつく。
スワニルダは、命を吹き込まれた人形コッペリアになりすまし、
博士をさんざんからかい、フランツの命を助ける。
フランツは、コッペリアが人形であったことに気が付いて、
スワニルダと仲直りをして、
二人はめでたく結婚の日を迎えた。
~・~・~・~

という、とても可愛いお話なのです。
スワニルダさんは、小さい頃からバレエをされていて、“スワニルダ”を演じたこともあるそうです。
そして、婚約者がおられたのですが、なかなか結婚できず・・・、
スワニルダというニックネームに ふふっと笑ってしまいました。
実は彼はスイス人で、国際結婚の手続きが大変で、とても時間がかかっておられました。
でもお二人の愛の絆は固く、この度めでたくご結婚式を挙げられましたハート

そんな、スワニルダさんが、「お約束のものです」と下さったのは、とっても可愛い
ベルギーのチョコレートでした。
一口ほおばると、「わぁ~、な、なにこれッ!!」
今まで食べた中で一番おいしいチョコレートと言っても過言ではないほどの美味しさです!
(ベルギーチョコレートにはまりそうな私)
スイスに旅立つ前に、ローズ・ラパンに来られて、
「おみやげにチョコレートを買ってきますね」と言って下さったので、
「花嫁姿のお写真も見せて下さいね」とお願いしておきました。

絵に描いたような素敵なお二人です。


そして、日本に帰られてから、北野天満宮で式を挙げられたそうです。


学問の神様なので、北野天満宮にされたというスワニルダさんは、
イギリス文学を教える大学の先生でもあります。
本が大好きで、気がついたら生徒たちに、文学を教えていた・・という
いつもとっても自然体、それがすごく素敵なスワニルダさんです星
が、ローズ・ラパンに来られる時は、かなりお疲れを溜めていらっしゃいます。
立ち続けの講義や大学が遠いこともあり、足も肩もコリコリ、目もかなりお疲れです汗
才色兼備なスワニルダさんですが、
「どんな仕事でも辛いことやしんどいことがある、
でも続けていけるかどうかは、それが好きかどうかですよね。」
とおっしゃったことがあり、私も深く納得しました。
自然体ではありますが、常に努力をされているスワニルダさん、
プライベートもお仕事も充実され、
ますますお幸せになって頂きたいと願うラパンです・・・うさぎlove

ラパン日記 | 06:51 PM | comments (x) | trackback (x)

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